ITデューデリジェンス(ITDD)とは?調査項目から手順まで徹底チェック! | 法律コラム | 企業のお客様に特化した弁護士法人 世田谷用賀法律事務所

 

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2025.05.17 | Vol.284

ITデューデリジェンス(ITDD)とは?調査項目から手順まで徹底チェック!

1. ITデューデリジェンス(ITDD)とは

ITデューデリジェンス(ITDD)とは、どのような意味を持つ手続きなのでしょうか。専門的な用語なのでイメージが難しいかもしれませんが、実は企業にとって重要なプロセスです。ここでは、ITデューデリジェンス(ITDD)の意味を押さえた上で、企業が実施する主な目的と重要性を解説します。



ITデューデリジェンス(ITDD)の意味

ITデューデリジェンス(ITDD)とは、M&Aを実施する際に買収側が売却側のITシステムにおける潜在リスクを調査することです。M&Aを実施しても問題ないかを取引前に評価します。売却側の実態把握調査のことを一般的に「デューデリジェンス」と呼びますが、ITデューデリジェンス(ITDD)は、この中のIT関連の項目に絞ったものです。ITデューデリジェンスは、「ITDD」とも表記されます。

 

2. ITデューデリジェンス(ITDD)の調査項目

M&A実施前に相手企業のITシステム運用状況を適切に把握するために、ITデューデリジェンス(ITDD)は欠かせません。では、ITデューデリジェンス(ITDD)は、具体的にどのような点を重点的に調査すれば良いのでしょうか。ここでは、ITデューデリジェンス(ITDD)における主な調査項目を3種類解説します。

  1. ITシステム・インフラの構成
  2. IT開発・運用の体制 ITコスト
  3. ITコスト


ITデューデリジェンス(ITDD)における1つ目の調査項目は、ITシステム・インフラの構成です。企業が業務を遂行する中で導入しているITシステムの状況を把握します。どのような業務にどのようなシステムが構築されているのかを客観的に把握するための調査です。サーバー、ハードウェア、ソフトウェアなどシステムに関連する部分も併せて調査します。


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